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The function of critique | 批評の機能

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The function of a critique | 批評の機能

オーデン W. H. Audenは批評家の機能として以下の6点を挙げます。
このうち、少なくとも1つを果たすことが批評の責任と言えます。

  1. Introduce me to authors or works of which I was hitherto unaware.
    今まで知らなかった作家や作品を紹介してくれる。
  2. Convince me that I have undervalued an author or a work because I had not read them carefully enough.
    いままで十分に注意深く読んでいなかったために、ある作家や作品を過小評価していたことを納得させてくれる。
  3. Show me relations between works of different ages and cultures which I could never have seen for myself because I do not know enough and never shall.
    知識不足のために気が付かなかったり、これからも目を向けないであろう、異なる時代や文化の作品間の関係を示してくれる。
  4. Give a “reading” of a work which increases my understanding of it.
    作品に対する私の理解を深めるような「読み」を与えてくれる。
  5. Throw light upon the process of artistic “Making.”
    芸術的な 「制作」の過程を明らかにする。
  6. Throw light upon the relation of art to life, to science, economics, ethics, religion, etc.
    芸術と人生、科学、経済、倫理、宗教などとの関係に光を当てる。
The Dyer’s Hand by W.H.Auden

この中で、1-3は学術的、専門的な知識を必要とします。

みんながよく知っている作品であっても、[3]のように、ある文脈や視点の中で、他の作品との関係性を示すことは重要です。
他の作品は、「他の作家の作品」であったり、「その作家の以前の作品との比較」「その作家の同時期の作品との比較」であったりします。

自分は「いい作品だ、好きな作家だ」と思っているのに、一般的にそう思われていない、あるいは過小評価されているものごとを価値付けることができるところが、批評の楽しみです。

Practice | 批評レッスン

それでは今週の批評のレッスンです。
今週は、誰でも一度は食べたことのある、明治のミルクチョコを持参していると思います。

https://www.meiji.co.jp/

こんなどこにでもあるチョコレートを、批評することは可能でしょうか。

オーデンの批評の機能を思い出しましょう。

[1] Introduce me to authors or works of which I was hitherto unaware.
今まで知らなかった作家や作品を紹介してくれる。

[1]に主眼を当てるのは、ちょっと難しそうです。誰でも知っている食べ物だからです。
そこで、

[2] Convince me that I have undervalued an author or a work because I had not read them carefully enough.
いままで十分に注意深く読んでいなかったために、ある作家や作品を過小評価していたことを納得させてくれる。

[3]Show me relations between works of different ages and cultures which I could never have seen for myself because I do not know enough and never shall.
知識不足のために気が付かなかったり、これからも目を向けないであろう、異なる時代や文化の作品間の関係を示してくれる。

などを実践してみましょう。

当たり前に見ているものでも、あなたが新しく、深い着眼点で価値を見い出せば、批評として読者を説得することは可能です。

あるいは、時代間の関係、味の変遷、他のチョコとの比較、パッケージの変遷などを丁寧に記述すると、批評として成立する可能性は十分にあります。

味の批評|レッスン01

持参したチョコレートを、オーデンの条件のうち一つに着目して、批評してみましょう
(400-600字/ 200-300 words)

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