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ブレンディング

ブレンディング(融合、概念融合)は、メンタル・スペース理論を基礎に、1990年代前半からフォコニエ G. Fauconnier とターナー M. Turner によって提唱された心的操作で、人間の知的な創造性を説明できる考え方である
(『認知言語学大辞典』3.9)

Fauconnier, Gilles. 2001. “Conceptual Blending and Analogy.” In The Analogical Mind, edited by Dedre Gentner, Keith J. Holyoak, and Boicho N. Kokinov, 255–86. The MIT Press. https://doi.org/10.7551/mitpress/1251.003.0011.

Fauconnier, Gilles, and Mark Turner. “Conceptual blending, form and meaning.” Recherches en communication 19 (2003): 57-86.

メンタル・スペース:思考やコミュニケーションの中で一時的に使われる小規模な概念的領域。ある状況を想像したり、出来事を思い描いたり、比喩を理解したりするときに形成される。

インプット・スペース:2つ以上の異なる概念やアイデアが融合のベースになる。例えば、比喩「時間はお金」という表現では、「時間」という概念と「お金」という概念がそれぞれインプット・スペースとして機能する。

ブレンディング:インプット・スペースから特定の要素が融合されるプロセス。「時間はお金」の場合、時間はお金の空間から「使う」「節約する」といった特性を受け継ぐ。

ジェネリック・スペース:これは、両方のインプット・スペースに共通する抽象的な要素や構造を含む上位概念的な空間。たとえば、「時間はお金」という比喩では、時間とお金の両方が有限で管理できるリソースとして扱われる。

エマージェント・ストラクチャー:これは、融合によって生まれる新しい意味や概念で、どちらのインプット・スペースにも独立しては存在しない。「時間を節約する」という考え方は、時間とお金の融合から生じたもの。

目次

融合の種類

単純ネットワーク

ミラーネットワーク

例: ボートレース (近代的な双胴船が昔の帆船の航路に挑戦したという記事)

リッチ・ウィルソンとビル・ビューエンガは、4日半のリードをかろうじて保っていた。
サンフランシスコからボストンまでの航海記録を破ろうとしているクリッパー船ノーザンライトのゴーストに対して、リッチ・ウィルソンとビル・ビューエンガはかろうじて4日半のリードを保っている
その記録を破ろうとしている。1853年、このクリッパーは76日と8時間でこの航路を通過した。

単一スコープネットワーク

二重スコープネットワーク

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